Vol. 7(1999/6/20)

[今日のいきもの]キジバト

都会の野鳥・孤独なハト

[EXPLANATION]
和名:
キジバト
学名:Streptopelia orientalis

私が今住んでいる所は昔からの住宅地で、水辺や公園が少なく、野鳥には暮らしにくそうな場所なのですが、注意していればいろんな鳥がいることがわかります。
先日も電線で「でーでーぽーぽー」とキジバトが鳴いていました。

キジバトといってもピンとこないかもしれません。ドバト(普通に見られるハト)よりも地味で、首に模様があって…ええい、面倒だ絵を描けばいいんだ!(笑) 全体に茶灰色というか、微妙な色をしています。
「でーでー、ぽーぽー」という鳴き声も特徴です。

同じハトの仲間でも、ドバトは集団行動ですが、キジバトは基本的に単独行動です。町中でハトが1匹だけいるならばそれはキジバトの可能性が高いです。ただし、求愛・繁殖シーズン(春〜初夏)は仲良くペアで行動していることもあります。ペアのキジバトを見かけたら、間違いなく夫婦です。
基本は単独といっても例外もまれにあるようです。近所の公園で、エサに集まってきたハトをながめていると、1匹だけ小柄なハトが混じっていました。あれっ、と思ってよく見ると、キジバトだったのでした。こういうちゃっかりさんもいるんですね。


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