いきもの通信 Vol.526 [EXTRA]iPad版「害虫の科学的退治法HD」 発売 

Vol. 526(2011/8/21)

[EXTRA]iPad版「害虫の科学的退治法HD」発売

昨年から制作作業が開始されていた「害虫の科学的退治法」のiPad版がようやく発売されました。
発売が当初予定よりも半年ほど遅れた理由は、アップル社が電子書籍の販売方法について方針転換し、それに対応するよう作りかえなければならなかったからです。
(具体的に言うと、以前は1書籍=1アプリという形式が認められていましたが、現在は「似たようなシリーズなら本棚アプリを用意し、その中で購読させるようにせよ」という方針になっています。)
世間的には電子書籍への関心が高まりつつある中で、私も早い時期に電子書籍を出せるというのはうれしいことです。
さっそく皆さん買ってください!といいたいところですが、電子書籍がどういうものか体験したことがない方が多いでしょうから、今回はiPad版「害虫の科学的退治法HD」の購入方法、使い方を紹介していくことにしましょう。
なお、書籍の「害虫の科学的退治法」(2009年発売)とiPad版「害虫の科学的退治法HD」は内容は同一です。iPad版だからといって追加コンテンツはありません(ですので、私自身は今回まったく製作にはかかわっていません)。

iPad版「害虫の科学的退治法HD」は、当然ながらiPadでしか読むことができませんので、iPadをお持ちでない方はiPadを今すぐに買いに行きましょう!(笑) iPhoneやiPod touchでは読むことはできません。
そうそう、いっしょに「iTunesCard」を買うのもお忘れなく!(これはiPad/iPhoneでアプリなどの買い物をするためのプリペイドカードです。)


iPadとiTunesCardの準備ができたならば、アプリ「App store」を起動してください。そして右上の検索ボックスに「サイエンスアイ」と入力します。すると、いくつかのアプリが表示されます。その中に「サイエンス・アイHD」というアプリがありますので、これをダウンロードしてください。このアプリは無料です。

こういうアイコンです。

ダウンロードが終わったらアプリ「サイエンス・アイHD」を起動します。このアプリはサイエンス・アイ新書の電子書籍版を購入したり、読んだりするためのアプリです。
まずは「ストア」の画面が表示されます。8月中旬現在、12タイトルが用意されています。いずれも定価700円です。書籍版は定価1000円ですので、少しお安くなっています。
画面をスクロールさせると「害虫の科学的退治法HD」がありますので、それをタップします(または上に並んだアイコンのうち「生命科学」をタップすると見つけやすいです)。

するとこのような紹介画面になります。そして「購入する」をタップすると、そのタイトルが購入されたことになり、電子書籍の内容がダウンロードされます。19.4MBあるのでWiFi環境の方がいいでしょう。

ダウンロードが終わったら、画面下の「本棚」をタップします。

すると購入した電子書籍が並びます。

読みたいタイトルをタップするとそれを読むことができます。

じゃじゃーん! 表紙が表示されました。
画面を指で右から左へスライドさせると(フリック動作)、次のページが表示されます。
左から右へスライドさせると前のページが表示されます。
操作方法は、他の電子書籍を使ったことがある方なら迷わないでしょう。

本文のページです。
実際の新書よりもちょっと大きいサイズです。この文字サイズなら読みやすいかも。

iPadを横向きにすると見開き(2ページ)が表示されます。こちらは実際の新書よりもちょっと小さいサイズです。文字が小さいですが、なんとか読める大きさです。サイエンス・アイ新書は見開きを前提にしたレイアウトですので、この方が本物っぽい感じになります。
縦横は好きな方を選んでください。

画面をどこでもタップすると、操作メニューが表示されます。

操作メニューの意味は上のようになっています。
読書アプリとしては一通りの機能がそろっています。

「字が小さいな〜」という場合には、2本指で拡大・縮小(ピンチ・イン/アウト)ができます。

操作自体はどれも単純なものなので、慣れれば迷うことはないでしょう。
ぜひ新しい読書体験をしてみてください。

「サイエンス・アイHD」は、2011年8月時点では12タイトルがあります。「害虫の科学的退治法HD」が一押しなのは当然として(笑)、それ以外のお勧めは「論理的にプレゼンする技術HD」ですかね。プレゼンのテクニックを解説した本で、私も前から読んでみたいと思っていました。私自身、東京タヌキについての講演や授業をやることがあるので、そういう時にプレゼンテーション・アプリを使っています。そのプレゼンのスタイルは私なりに既に構築していますが、他の人のやり方から学ぶこともまだまだあるはずです。ということでそのうち私も読んでみるつもりです。

iPad版が発売されたので、それ以外のモバイル端末版も気になるところですが、まだ私は何も聞いていません。おそらく検討しているはずとは思いますが、具体的なことまではわかりません。


iPad版が出たことは私もうれしいのであちこちで紹介していますが、現時点ではiPad(あるいは似たサイズのモバイル端末。タブレットPC、スレートPCなどとも呼ばれる)を持っている人がほとんどいないというのが残念です。iPad/iPad2は今年は日本国内で数十万台売れていて、昨年からの累積だと確実に100万台を越えているはずです。それでも日本人口の1%程度で、持っている人はまだまだ珍しい存在なのです(あなたのまわりにiPadを持っている人はどれだけいますか?)。iPadあるいはモバイル端末は話題の商品ですが、どう使っていいのかがまだよく理解されていないのでしょう。
私の場合は、iPadを読書端末として利用しています。自宅でも電車の中でもよく利用しています。
それから、タヌキ関係の静止画、動画、報告書、各種データを入れて、簡易プレゼン端末としても使っています。大会場でのプレゼンならば当然プロジェクタにMacBookProをつなぎますが、新聞雑誌などの取材で相手が1〜数人までならばお互いの距離が近いのでiPadを使うのがちょうどいいのです。
他にはweb閲覧、メールチェックにも使います。パソコンが手元にない時には重宝します。あと、地図アプリはとても便利ですね!
大したことない利用法だな、と思われるかもしれませんが、これだけでもとてもとても重宝しています。パソコンよりもずっと軽いハードウェアでこれらが実現できるというのは画期的なことなのです。
さあ、皆さんもiPadを買いましょう! そして「害虫の科学的退治法HD」も買いましょう!(笑)


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