「いきもの通信」本編で取りあげていないニュースを簡単に紹介していきます。「COMMENT」の部分は私のコメントです。ニュースソースは、朝日新聞は東京版、その他はオンライン版です。オンライン版は紙面の掲載日とは異なることがあります。
本は基本的に非推薦本を紹介します。本編で取り上げるほどのこともない本だと思ってください。イラストの品評は私自身のイラスト技量が基準になってます。
[2005年12月21日 朝日新聞夕刊]
環境省は来年度から、保健所に引き取られたイヌやネコをインターネットを使って希望者に仲介するサービスを始める。
(COMMENT:無駄に死ぬ命が減るのは結構なことですが、その前に「捨てない」啓蒙活動をきっちりやっておかないと「捨て犬猫奨励サービス」になりかねませんよ。それに、おそらく引き取り希望者なんてそんなにいない、と私は予想します。)
[2005年12月20日 朝日新聞]
12月上旬、鹿児島県薩摩川内市の水田にコウノトリが飛来した。
(COMMENT:コウノトリは渡り鳥ですので、野生個体はこうして時々日本にも出現します。ただ、たいていは単独で、どこに現れるかわからないのでお目にかかるのは難しいです。見かけたら是非マスコミに通報してください。)
[2005年12月17日 朝日新聞]
16日午後、東京都葛飾区の水路で29頭の犬の頭部が捨てられているのが発見された。近くの食肉業者が「処分に困り捨てた」と警察に名乗り出た。廃棄物処理法違反で書類送検される見込み。
(COMMENT:いきなり猟奇的事件だなあ、と思いましたが、まあ、そういうことだろうとも思ってました。さすがにこれは動物愛護法の範囲ではないでしょう。ちなみに、16日夜のニュースでは「一部白骨化」といってましたので、そうすると捨てられて1〜2ヶ月ってところかな?と予想してましたら、10月20日に捨てたとのこと。推理はばっちり当たりました。)
[2005年12月16日 朝日新聞]
現在世間を騒がせているマンション耐震強度偽装事件で、被害にあったマンション住民の一部がペット問題で転居先探しで困っているという。自治体が紹介する公的住宅ではペット禁止であるため、自力で探さなければならなくなっている。
(COMMENT:動物には関係のない事件だと思ってましたがこんなところで問題になっているとは。でも今どきペット不可なんて公的住宅も時代遅れではないかと思いますよ。)
[2005年12月]
東京都の秋葉原、北千住の街中でタヌキが目撃されたニュースがありました。秋葉原のタヌキは警察に捕獲されました。
(COMMENT:東京都区部にタヌキがいるなんて!ということでニュースになったようですが、このホームページでも何度も書いたようにそれは野生のタヌキです。放っておいてかまわない動物です。というか、タヌキを許可なく捕獲するのは鳥獣保護法違反ですから! 東京タヌキについては来月あたりにまとめ記事を掲載する予定です。)
[2005年12月6日 朝日新聞夕刊]
6日、世界自然保護基金(WWF)はインドネシア・ボルネオ島で新種の可能性がある哺乳類動物を発見したと発表した。確認のためにおりで捕獲する方針。
(COMMENT:写真と想像イラストを見たところでは食肉目ですね。顔、体型、尾の長さの印象から言うとジャコウネコ科でしょうか(イラストレーターとしての直感)。次点はイタチ科かな。専門家の検討もやっているでしょうから、新種である可能性は高いでしょう。)
[2005年12月3日 朝日新聞夕刊]
ガボンのフランスビル国際医学研究センターなどの調査で、エボラウィルスに感染しても発症しないコウモリ3種が確認された。これらのコウモリが自然宿主ではないかと推測されている。
(COMMENT:ウィルスが未来にも生き残るためには宿主を殺すことなく平和共存しなくてはなりません。エボラウィルスもこれらのコウモリの中で生存してきたわけです。ところが、ヒトに感染すると致死的な症状を引き起こすのです。ウィルスというとおそろしいものに思われるかもしれませんが、本来は動物などの中でひっそりと生きてきたのです。なお、他紙の報道によると、これらのコウモリはオオコウモリ類とのことです。)
[2005年12月3日 朝日新聞]
アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーの飼い猫が行方不明になっていたが、フランスで発見された。ルートは9月末、近所の倉庫でコンテナに紛れ込む→トラックでシカゴへ→船でベルギーへ→10月24日フランス・ナンシーの工場で発見、とのこと。識別票を付けていたため身元が判明した。
(COMMENT:こういうこともありますから、連絡先の書かれた首輪をつけたり、マイクロチップを使ったりしましょうね、というのが私からの教訓。)
[2005年11月26日 朝日新聞夕刊]
東京に飛来するカモ類が減少していることについて、日本野鳥の会東京支部は2日にシンポジウムを開き、また調査も始める。減少の例として、上野の不忍池では90年代初めまで8000羽以上だったのが最近では2000羽程度とのこと。また、カモ類の種の構成比率も変動している。
(COMMENT:鳥、特に飛翔力の強いカモ類はより良い生活環境があれば簡単にそちらへ移動するものです。中短期的に増えた減ったで一喜一憂するのは意味のないことです。短絡的に餌付けをしようなどと考える人がいないことを希望します。私は野生動物への餌付けを推奨しません。また、カモが減ったのは東京の環境が悪化したから、という説は私はとりません。東京の環境は悪化しているとは思えません。やはり他所の方が環境改善しているということではないでしょうか。)
[2005年11月18日 読売新聞]
希少ワニ「ガビアルモドキ」の不正登録事件で、警視庁は種の保存法違反(譲渡の禁止)の疑いで男性を逮捕した。
(COMMENT:最初の逮捕から時間が経ちましたが、やっと密輸した当人に行き着いたようです。どうもタイに潜伏していたみたいです。)
[2005年11月18日 朝日新聞]
埼玉県の特別養護老人ホームで入所女性の足指を食いちぎった容疑のネコが、17日、県内の愛猫家に引き取られた。規定では安楽死処分になるところを異例の「釈放」となった。これまで収容していた県動物指導センターは「凶暴性は無く、社会復帰は可能と判断」と説明している。
(COMMENT:警察はこれ以上の捜索をするつもりはまったくないようですが、これだけインパクトのある事件なのにそれでいいんですか?)
[2005年11月17日 朝日新聞]
10月8日に川崎市の路上で発見された逃走オオサンショウウオについて、DNA鑑定の結果、日本産であることがわかった。日本産のオオサンショウウオは特別天然記念物に指定されており、飼育が禁じられている。飼い主は「譲り受けた時は中国産だと聞いていた」と話している。
(COMMENT:この手の「産地偽装」の話はよくある話だったりします。飼っている人は知らぬ存ぜぬで逃げ切れると思っているのかもしれませんが、違法飼育自体は確かなのですから無罪放免というわけにはいかないでしょう。「知らなかった」ですませられる問題ではないのです。)
[2005年11月11日、13日 朝日新聞]
東武動物公園(埼玉県)は12日からホワイトタイガーの抜け毛を入れた学業成就のお守りを無料で貸し出す予定だった。しかし、外部からの指摘で環境省に問い合わせたところ、種の保存法違反のおそれがあるとわかり、お守りから毛を取り除くことにした。
(COMMENT:「種の保存法」とはワシントン条約に対応する国内法です。同法では生きている動物のみならず、死体、体の一部、商品化されたもの(毛皮とか)も商業利用を禁じています。たとえ抜け毛もその例外にはなりません。とはいえ、無料で、いずれは返却されるものだからそんなにカタイこと言わなくても…と思いそうになりますが、トラは国際的にも注目されるトップクラスの貴重種。それに、類似企画が続出したら収拾がつかなくなるでしょう。厳しいようですが妥当な判断でしょう。)
[2005年11月12日 朝日新聞夕刊]
北京オリンピックの公式マスコットが11日に決まったが、その中にチベットカモシカが含まれていることについて、「国際チベット支持ネットワーク」(本部ロンドン)が「中国政府の政治的プロパガンダ」と抗議した。
(COMMENT:マスコットの抗議にチベットカモシカが挙がっていることは以前から言われてましたが、もし採用されたら政治的なメッセージが強いよなあと私もちょっと思ってました。なぜ政治的問題になるかって? これは国際問題の中でも有名なものですぞ。勉強しなさい!)
[2005年11月12日 朝日新聞]
6月から9月にかけて、東京都杉並区、渋谷区、千葉県松戸市でチワワが盗まれる事件が続いた。「転売目的の連続犯行か」という噂もあるが、ショップ関係者によると「成犬には買い手はまずない」とのこと。
(COMMENT:まあ、たまたま事件が続いただけだと私は思います。ただ、現実には転売は難しくても、「チワワは高価」というイメージができあがってしまっているので、泥棒さんには格好の獲物になってしまうわけです。でも盗ったところで泥棒さんも持て余してしまうでしょうなあ。)
[2005年11月12日 朝日新聞]
兵庫県但馬水産技術センターによると、ズワイガニがエチゼンクラゲを食べることがわかった。ズワイガニに短冊状に切ったエチゼンクラゲを与えたところ、6日目に食べはじめた。
(COMMENT:エチゼンクラゲが「底生生物の餌になっている可能性がある」と分析しているそうですが、プランクトン(クラゲ)とベントス(カニ)では生息場所が違うわけで、この実験結果から「ズワイガニはエチゼンクラゲを常食している」という結果なぞ出てきません。死体が海底に落ちてくればそりゃ食べるでしょうが、エチゼンクラゲの増殖を止めるなんてことはありえません。)
[2005年11月8日 朝日新聞夕刊]
7日、ジュネーブの世界保健機関(WHO)本部で鳥インフルエンザについての専門家会議が始まった。WHO事務局長は演説で「鳥インフルエンザ流行は時間の問題」と述べた。
(COMMENT:最近似たような報道をご覧になった方も多いでしょう。国連機関などではいっせいに警戒体制に入ったようです。ヨーロッパでも鳥への感染の報告が続いてますし、以前ほど報道されなくなりましたがアジア各国でも散発的に人への感染が発生しています。流行がどの程度のものになるかは確率の問題なのですが、心構えはしておきましょう。参考記事。)
[2005年11月1日 毎日新聞]
ペット保険会社アニコムの調査によると、犬の名前ランキングの1位は「チョコ」で、以下「モモ」「マロン」「サクラ」「ハナ」「ココ」「リン」「ナナ」「ソラ」「モカ」と続く。「モモ」はフェレット、猫、ウサギの名前でも1位だった。
(COMMENT:「ポチ」「タマ」なんて名前は今ではもう使われないんでしょうね。ところで、これらの犬の名前は明らかに小型犬のものですよね。小型犬ブームはこういうところにも反映されているのです。)
[2005年10月28日 朝日新聞(夕刊)]
中南米に生息するヤドクガエル類の毒はアリやテントウムシなどが起源とされているが、プミリオトキシン類という毒の起源は不明だった。森直樹・京都大学助教授、桑原保正・京都大学名誉教授らの研究によって、その毒の起源が食べ物であるダニであることが明らかになった。
(COMMENT:フグの毒も食べ物由来ですから当然予想される結論ではありますが、きちんとした研究成果を見せられると非常に納得できますね。)
[2005年10月21日 読売新聞]
福井県は「イメージダウンにつながる」との理由で、エチゼンクラゲを「大型クラゲ」と言い換えるよう漁協やマスコミなどに要望している。水産庁は既に言い換えをしている。
(COMMENT:言い換えをしたところで何の問題の解決にもなっていないのでは? 「エチゼンクラゲ」は標準和名のようですから、これをひっくり返すのはちょっと難しいでしょう。新しい名前も「大型クラゲ」では全然その生物の説明になりませんし。言い換えに賛同する水産庁は科学的厳密性を放棄しているとしか思えませんね。)
[2005年10月20日 朝日新聞(夕刊)]
19日、米国の環境保護団体が、米海軍のソナーがクジラ・イルカの死因になっているとして、ソナーの使用制限を求める訴訟をロサンゼルス連邦地裁に起こした。
(COMMENT:こういう話って以前にもあったような…と思ったら、2年前の裁判で使用制限されたのは「低周波ソナー」。今回は「中周波ソナー」。なのだそうです。)
[2005年10月20日 朝日新聞(夕刊)]
沖縄本島北部に生息するヤンバルクイナなど希少生物をマングースから守るために、沖縄県は年内にも侵入防止フェンスの設置を始める予定。フェンスの長さは約2.7km。
(COMMENT:マングースをどんなに捕獲しても、南から続々と北進してくるわけで、このような手段となりました。まあ、「物理的防御」はやはり確実な方法ですし。でも、フェンスの無い川とかダムとか海を渡ってくるような予感が…。)
[2005年10月16日 朝日新聞]
ルーマニアで検出された鳥インフルエンザ・ウィルスが人にも感染するH5N1型であることが確認された。トルコでも同型のウィルスが確認されている。
(COMMENT:14日にはWHOが大流行を警告しています。あまり大きくは取り上げられていませんが、アジア各地でも人への感染例が増加しています。流行の規模がどれほどのものになるかは予測できませんが、大流行は時間の問題であることは知っておいてください。)
[2005年10月16日 朝日新聞]
ツキノワグマの行動を調査するために取り付ける外国製発信機について、電波法に違反すると総務省が指摘した。無免許で使える電波の出力が規則を上回っているため。
(COMMENT:あのー、この発信機ってこれまでずーっと使われてきたものですよね。法律違反とはいえ、これまでは事実上黙認してきたのではなかったのですが? 発信機は単純なシグナルを発するだけのものですから(しかも人のほとんどいないところで)、実害は無いと思うんですが。法違反を取り締まるよりも、現状を公認する法改正の方が必要だと思います。)
[2005年10月15日 朝日新聞(夕刊)]
埼玉県の特別養護老人ホームに入所していた女性が、ネコに右足の指を食いちぎられたとされる事件で、警察に100件を超える抗議や意見が寄せられた。容疑者とされるネコは処分されないことになった。
(COMMENT:現場の様子とか容疑者のネコの性格とかわからないことだらけで、私が何か断定することはできません。しかし、動物行動の点からいってもネコが犯人と決めつけることは難しく、警察の慎重な調査を求めたいところです。)
[2005年10月9日 朝日新聞]
8日、川崎市高津区の住宅街の路上でオオサンショウウオ(体長66cm)が発見され警察に保護された。夜に近くの飼い主が名乗り出て返却した。飼い主によると、約2年前に譲り受けた中国産タイリクオオサンショウウオ(日本のオオサンショウウオとは別種とされる)で、自宅2階のベランダの水槽で飼っていたが、雨で水があふれて逃げたらしいとのこと。中国産オオサンショウウオはワシントン条約で商取引が禁止されており、警察では入手経路を調べる予定。
(COMMENT:う〜ん、これまた大捕り物でしたねえ…。もし日本産オオサンショウウオだとしても特別天然記念物ですのでやはり法律に違反している可能性が高いです。)
[2005年10月8日 朝日新聞(夕刊)]
6日早朝、埼玉県の特別養護老人ホームに入所していた認知症で寝たきりの女性が、右足の指をすべて失うけがをした。同ホームによると、ネコが侵入して食いちぎったとのこと。網戸に穴が開いていたこと、左足甲にひっかき傷があったこと、ベッドシーツにネコの足跡があったこと、事件直後に中庭に口のまわりに血がついたネコが目撃されたことが証拠とされるこのネコは捕獲された。
(COMMENT:なんとも猟奇的な事件です。記事を読む限りでは確かにネコが犯人のようですが…。人間が犯人だとしてもかなり猟奇的には違いありませんが。そのネコはよっぽど腹が減っていたのか…記事だけではなんとも言えませんね。)
[2005年10月8日 朝日新聞]
7日、東京都町田市の民家の玄関前の植木鉢に体長約1.2mのヘビがいるのが発見された。ニシキヘビとみられる。
(COMMENT:今日もニシキヘビ祭りです。)
→続報:8日、飼い主が名乗り出て返却されたそうです。
[2005年10月7日 朝日新聞]
5日、東京都品川区の民家の1階の押し入れの中に体長約1mのヘビがいるのが発見された。ニシキヘビとみられる。
(COMMENT:ニシキヘビ祭りでもやってるんじゃないかというほどニシキヘビが登場していますね。なんで押し入れに?と不思議がる人も多いでしょうが、ヘビというのはちょっとしたすき間にもたやすく侵入してくるものなのです。)
[2005年10月5日 朝日新聞]
4日、新江ノ島水族館のミナミゾウアザラシ「みなぞう」が死去した。
(COMMENT:現段階で死因は不明。パンダでもトキでもなく、特別なレコード(記録)を持たないのに新聞に死亡記事が出るとは珍しいことです。)
[2005年10月5日 朝日新聞]
9月、高田馬場で行方不明になったボールパイソンが、見失った公園で小学生らによって発見された。
(COMMENT:無事解決は結構なこと。あまり遠くには行かなかったんですね。)
[2005年10月4日 朝日新聞]
3日、厚生労働省は米国から帰国した男性が西ナイル熱を発症したことを発表した。ロサンゼルスで感染した模様。西ナイル熱はヒトの間では直接感染しないので感染が拡大する心配はない。
(COMMENT:これがなぜ動物と関係があるのかって? 感染を媒介するのはカ、ウィルスを持っているのは野鳥(あるいは哺乳類)だからです。資本国内で自然発生したら鳥インフルエンザ並みのパニックになるのは確実でしょう。)
[2005年9月28日 共同通信]
9日、埼玉県上尾市の鴨川の土手で発見されたビルマニシキヘビの飼い主が名乗り出た。飼育許可無しで飼育していたこともわかり、警察は対応を検討している。
(COMMENT:あれは明らかに飼育個体でしたからね。自治体に無届けで飼育しているマニアは多いでしょうなあ。もっと啓発と厳しい罰則が必要です。)
[2005年9月28日 毎日新聞]
25日、岡山市内の民家の庭でサソリが見つかった。28日、専門家の鑑定でヤエヤマサソリと判明した。
(COMMENT:コメント特に無し。)
[2005年9月25日 朝日新聞(東京版)]
24日、兵庫県豊岡市のコウノトリの郷公園でコウノトリ放鳥が行われた。
(COMMENT:ようやくこの日がきました。関係者のこれまでのご努力には頭が下がります。しかし、本当の野生復帰はこれからです。これまで以上に多くの市民の協力が必要となる段階に入ったのです。)
[2005年9月22日]
今日のNHK総合「ご近所の底力」のテーマは「救えメダカ大作戦」でした。
(COMMENT:この手の番組にはろくな内容のものがないので警戒していたのですが、意外?なことに「メダカは地域によって遺伝子が異なるのでよそから持ってくるのはダメ」「メダカを復活させるにはメダカがすめる環境を整えなければならない」と非常にまともなものでした。番組スタッフもちゃんと勉強したようですな。)
[2005年9月22日]
兵庫県豊岡市のコウノトリの郷公園でのコウノトリ放鳥は24日です。ホームページはhttp://www.stork.u-hyogo.ac.jp/
携帯サイトはhttp://stork.mob5.jp/
です。
(COMMENT:覚え書として。)
[2005年9月22日 朝日新聞(東京版)]
希少種のワニ、ガビアルモドキの不正登録事件で、さらに一人を種の保存法違反で逮捕した。
(COMMENT:容疑者は「無職」となっていますが、実際に密輸をしたのはこの容疑者と疑われているようです。)
[2005年9月21日夕刊 朝日新聞(東京版)]
21日午前6時頃、神奈川県海老名市の相模川でワニがいるとの110番通報があった。警官が駆けつけ捕獲した。ワニの体長は約1.1m。
(COMMENT:ワニの種類はこれまでの例から言うとメガネカイマンでしょう。警官も素手で捕まえるとは無謀です(相手が小さいとはいえ)。他紙によると口にビニールテープをまいた、とのことですから少しは扱い方を知っていたのでしょうか?(この対処法は正解)。)
[2005年9月17日 朝日新聞(東京版)]
カラスには中が見えないという黄色のゴミ袋が開発されているが、杉並区で7月下旬から実験をしたところ、効果が確認された。杉並区ではゴミ出しに黄色い袋も使用できるように決定した。
(COMMENT:これは以前から効果があると言われてきたことです。やっと実用化されました。カラスを殺すという都の対策はやはり方向が間違っていると再確認できたわけです。参照東京カラス問題)
[2005年9月14日、15日 朝日新聞(東京版)]
11日午後、東京都新宿区高田馬場の公園で、男性がペットのニシキヘビ、ボールパイソンを見失った。うたた寝している隙に逃走したらしい。14日朝、埼玉県のJR浦和駅のホームでプラスチック容器に入ったボールパイソンが発見された。高田馬場で逃走したヘビと同一個体かは不明。
(COMMENT:またまた奇妙な事件です。現段階ではなんともコメントのしようがありません。→続報:読売新聞(9月19日)によると、浦和駅捕獲個体と高田馬場逃走個体は別とわかったそうです。体長が違っているということなので確実です。)
[2005年9月14日 読売新聞]
13日夜、大阪府豊中市のマンション2階でサソリが発見された。この部屋では8日にもサソリが発見された。
(COMMENT:同じ部屋からって…。近隣にはサソリを飼っている人はいないらしいのですが、同じ階、上下の階の住人は疑った方がいいと思います。)
[2005年9月14日 朝日新聞(東京版)]
兵庫県豊岡市のコウノトリの郷公園は24日、人工飼育されているコウノトリを放鳥する。13日、その準備として小型発信器を取り付けた。人工衛星で位置をつかむことができる。
(COMMENT:いよいよ放鳥です。メディアではあまり取り上げられていませんが、コウノトリとの共生という大きな実験が始まるのです。参照Vol. 138、Vol. 190)
[2005年9月14日 朝日新聞(東京版)]
12日朝、琵琶湖で刺し網にピラニアがかかって死んでいた。
(COMMENT:遺棄動物、脱走動物ばかりを取り上げるようですが、こんなにいろんな動物が輸入されている、ということを理解してもらうために今後も取り上げていきます。ピラニアぐらいじゃ驚きません。)
[書評]「とってもへんな いきものたち」(辰巳出版)
<非推薦>一見「へんないきもの」に似ているが、著者も出版社も異なる二番煎じ。有名な人を著者にすれば売れるとでも思ったのだろうか? 中身もまったくの二番煎じで読む価値も無し。イラストがモノクロというのは致命的な欠陥。出版社はモノクロにしてコストを下げようというつもりなのだろうが、色情報の大切さをまったくわかっていない。カラーにすれば差別化もできたのに。著者よりも編集者の責任重し。イラストについては原画がカラーなのかモノクロなのかわからないので論評せず。まあまあうまいんじゃないか?とは思うけど。
[書評]「古世界の住人」(アメーバブックス)
<非推薦>同名のブログを書籍にしたもの。内容は薄く、イラストはかなり下手。世の中にはもっといい図鑑がたくさんあります。ところどころに非実在の生物が登場している。著者は気のきいたジョークだと思っているのかもしれないが、読者を混乱させるだけの余計なもので、本の価値を下げている。
[2005年9月11日 朝日新聞(東京版)]
香港大の研究によると、キクガシラコウモリの一種が高い率でSARSウィルスを保有していることがわかった。SARSの起源がハクビシンではなくコウモリである可能性がある。
(COMMENT:ようやくハクビシン無罪説が確実になりそうです。でも今度はコウモリが迫害されるのでしょうか? 特定の動物を迫害しても問題は解決しません。(参照Vol. 176、Vol. 177、Vol. 206))
[2005年9月10日 朝日新聞(東京版)、毎日新聞]
9日朝、埼玉県上尾市の鴨川の土手で体長約4mのビルマニシキヘビが捕獲された。
(COMMENT:もう何が驚きませんよ、私は。朝日新聞の写真を見ると、なんとも見事なアルビノでした。これは間違いなく誰かが飼育していたものですね。毎日新聞の「投票日を2日後に控えた衆院選のさなかに現れた大蛇。福をもたらすという白蛇ならぬ黄蛇に、あやかりたい候補者も多いのでは。」という、事件の本質を何も理解していないコメントに失笑。)
[2005年9月9日 毎日新聞]
8日夜、大阪府豊中市のマンション2階でサソリが発見された。世界最大の「ダイオウサソリ」とみられる。
(COMMENT:既にいろんな動物が輸入されている実情を知っている身としてはいちいち驚くほどの事件ではありません。)
[2005年8月24日 朝日新聞 別刷り「be on Sunday」]
トップ記事に東京都23区内の場所不明のカラスのねぐらが紹介されていますが、この場所は大田区中央5丁目です。
(COMMENT:翌週9月4日付けでは「見に行く人がいると近所迷惑なので場所は伏せました」と言い訳していますが、それは都当局の考えの受け売りに過ぎません。この場所は公開された情報から容易に探しだせます。秘密にするほどの情報ではありません。マスコミは行政の言うことを鵜呑みにせず、批判的な眼を持ってほしいものです。)
[2005年8月2日 朝日新聞 (東京版)]
2日、江戸川区の住宅の庭に設置したオリにニホンザルが捕獲された。このサルは3月下旬から都区部で目撃されていたニホンザルと同一個体と見られている。
(COMMENT:ふう、やっとで捕まりましたね。やはり自然下での食物が減る盛夏の時期というのがポイントでしょうか。復習のため、目撃場所と日付を書きとめておきます。4月30日、渋谷区広尾→5月2日、新宿区、JR四ツ谷駅近く→5月4日、文京区千石→5月5日、北区王子→5月6〜15日、北区赤羽→6月7日、荒川区→8日、明治通りを南下、台東区橋場→10日、台東区浅草寺→13日、上野公園→28日、足立区千住大川町、千住寿町→7月24日、江戸川区平井→そのまま居着いて捕獲。)
[2005年7月27日夕刊、28日 朝日新聞 (東京版)]
27日午前9時半頃、神奈川県横須賀市長井漁港近くの岩場の浅瀬にツチクジラ体長(8〜10m)が座礁しているのが発見された。その数時間後に死亡が確認された。
(COMMENT:台風の影響で岩場にはまってしまい身動きがとれなくなったものと推測されます。某ニュース番組でキャスターが「”座礁”という言葉には違和感がある」と言ってましたが、「座礁=ストランディング」は世界的に通用する用語ですから問題はありません。
[2005年5月28日夕刊 朝日新聞 (東京版)]
千葉県から福島県にかけての海岸で、ハシボソミズナギドリの大量死が確認された。24日に最初の報告があって以降、合計1000羽近くになるという。専門家によると、シベリアへの渡りの途中、風に流されて列島に近づき過ぎ、食糧の小魚などが捕れなくなったのが原因という。
(COMMENT:レッサーパンダ事件に比べるとこちらは冷静な報道なので評価はできますが、こういう事件は注目度が低いですからねえ。専門家のコメントがやや意味不明なのが残念。当人はちゃんと説明したけど、記者の文章が下手なのかもしれませんが。)
[2005年5月9日、11日、11日夕刊 朝日新聞 (東京版)、NHKニュースなど]
4月末ごろから東京湾にコククジラが迷入した。黄金週間の連休の後半にはこのクジラを見るために多くの人が袖ケ浦市などに集まった。6日、袖ケ浦沖→7日、習志野沖→8日、袖ケ浦沖→10日、横須賀沖から横浜沖へ、と移動していったが、11日朝、東京湾の出口の千葉県富山町沖の定置網にかかっているのが発見された。クジラは既に死亡していた。
(COMMENT:またタマちゃんフィーバーを思わせるような事件です。東京湾へのクジラの迷入はそれほど珍しくはないのですがね。テレビで何度も報道されたこと、連休に重なったことで観客が多かったようです。この事件はあらためて取り上げたいと思います。→Vol. 269で取り上げました)
[2005年5月6日 朝日新聞 夕刊(東京版)]
NPOの調査で、1999年〜2004年に東京都の井の頭公園、善福寺公園、光が丘公園でカミツキガメが発見された。光が丘公園では自然繁殖が確認された。
(COMMENT:うわ〜、どこも私の地元フィールドですよ(笑)。カミツキガメは通常は水中生活ですので、まず見かけることはありません。存在を確認するには、水中用かごわなを使って捕獲するしかないんですよね。外来生物法施行前に、全国自治体は調査をしてみるべきかもしれません。)
[2005年4月21日 朝日新聞 (東京版)]
20日午後、韓国のソウル市内にゾウ6頭が現れ、飲食店や民家に乱入、1人が大けがをした。ゾウは公演をしていたラオス民族舞踊団の所属。3時間ほどで騒ぎは収まった。
(COMMENT:まるで漫画みたいな事件ですねえ(笑)。いや、被害にあわれた方々は笑ってもいられませんが。テレビ(日本テレビ「真相報道バンキシャ!」)によると、散歩をさせていたところハトがいっせいに飛び立ったのに驚いてゾウたちが興奮、柵をぶち破って街に飛び出した、とのことです。)
追記:6月14日付け朝日新聞によると、乱入された食堂は修理して再オープンしたそうです。よかったですね。
[2005年4月20日 朝日新聞 (東京版)]
群馬県中之条町は、サルやイノシシによる農業被害を防ぐため、集落全体を囲う電気柵の設置を始める。柵の延長は1.5〜2.5kmにもなる大がかりなもの。
(COMMENT:「殺しても被害は減らない」という事実から考えると、この完全防御戦法の方がはるかに有効だと私も同意します。消極的にも見える対策ですが、こういうより平和的な共存が求められると思います。注意点は、柵の切れ目を作らないこと。日常の保守作業はおこたらないようにしなければなりません。)
[2005年4月7日 朝日新聞 (東京版)]
米テキサス州の牧場主が、インターネットを使って銃を遠隔操作し、動物を撃つ「オンライン・ハンティング」サービスを開始しようとしている。動物愛護団体だけでなくハンティング愛好団体からも批判が出ている。
(COMMENT:オンライン事業でもここまでくるとちょっとやり過ぎのような気がします。身体障害者にとっては有用だとしても、一般人への狩猟への敷居が一気に低くなってしまうのは問題があるのではないでしょうか。狩猟されるのは飼育動物のようですが、そもそも自然保護の観点からは狩猟そのものが勧められるものではありません。)
[2005年4月6日 朝日新聞 (東京版)]
外来生物法で指定される予定の「特定外来生物」についてのパブリックコメントがまとめられた。全11万3729通。オオクチバス指定反対(バス擁護派)に約9万6000通、指定賛成(バス駆除派)に約1万2000通だった。
(COMMENT:パブリックコメントとしては記録的な数でした。バス擁護派が異常に多いのは、業界・雑誌などがこぞってパブリックコメントを出すよう呼びかけたからです。同じ人が何回も出している可能性もあります。多数意見だからといっても正しいとは限りません。)
[2005年1月19日 朝日新聞 (東京版)]
千葉県鴨川市の海岸にゴマフアザラシが現れた。斑紋などから昨年3月に現れた「カモちゃん」と同一個体と断定された。
(COMMENT:う〜ん、斑紋っていっても成長につれてかなり変化しますから同一とは言いきれないような気がします。NHKのニュースでもやってましたが、斑紋、かなり違って見えました。同ニュースでは鴨川シーワールド職員が「離れて見守ってください」と言ってましたが、それは非常に適切な対処法です。でも実際はかなり近くまで寄っている人が多いような…。)