まずは写真からご覧ください。
今回は手を抜くわけではありませんが、詳しい説明はしません。ゆっくり写真をご覧になってください。
トンボの種の名前は? どんなカメラで撮ったの? どうやって撮ったの? 翅の模様には何か規則性があるの? なぜこんな写真を撮っているの? とまあ、聞きたいことはいろいろあるかもしれませんが、すべてノーコメントにしておきます。
それでも一応言っておかねばならないことは、この写真は標本写真ではなく生きたトンボを撮ったものであるということ(撮影後は放しています)、そして、仕事で撮っているのではないということです。そんなことはさておいて、写真をじっくり見てみると、トンボの翅の模様(翅脈=しみゃく)は幾何学的な美しさがあることがわかるでしょう。人によってはあの伝説の数学難問「四色問題」を思い出すかもしれません(思わず色を塗りたくなるとか(笑))。よく見るとそれぞれに翅脈の構造が異なっているのがわかるでしょう。普段見ることがない模様、いや、ほとんどの人がじっくり見たことがない模様でしょう。昆虫採集が趣味の人でも真剣に見ることはあまりないのではないでしょうか。
今はまだ写真を撮りためている途中でして、もう少しまとまってから改めて報告をすることにしたいと思います。今年はトンボだけでなんと2000枚近くも写真を撮ってます。デジカメでなければ大変なコストになってますね。写真の整理だけでも大変です。そうそう、トンボの捕獲も自分自身でやっていて、東京都内を何ヶ所か歩いています。今年は思わぬ冷夏で外出できないことも多いのが残念です。しかし、トンボは秋以降も出現するので、今年の作業もまだ半ばというところです。今後をご期待ください。