EXTRA 0(2000/7/2)

「季刊Relatio(リラティオ)」連載開始

「動物事件の読み解き方」

このほど、「Relatio(リラティオ)」という雑誌で連載の執筆を始めることになりました。
この「Relatio」という雑誌は季刊誌で、チクサン出版社から発行されています。定価2000円です(ちょっと高いかな?)。この雑誌は「人と動物の今を考える」をテーマにした、今どき珍しい硬派な動物雑誌です。このテーマからもおわかりのように、人間と動物の関係が主要テーマであり、取り上げられる内容もペットにかかわることが多めでしょうか。ですが、野生動物や人畜共通感染症の話題などもあったりと守備範囲は動物全般に渡ります。
あまり書店では見かけない雑誌なのでご存じない方がほとんどだと思います(私もそうでした…)。東京では、紀伊国屋新宿本店・新宿南店、書泉グランテの生物書のコーナーに置いてあるのを確認しています。雑誌の棚には置いてないと思います。地方の方などは書店に注文するよりも出版社に直接注文した方がいいかもしれません。

私が担当する連載は「動物事件の読み解き方」というタイトルで、度々新聞沙汰となる動物事件をわかりやすく掘り下げてみよう、という主旨です。新聞あるいはテレビなどでも動物事件は時々取り上げられますが、センセーショナルな面ばかりがとりあげられます。また、政治・経済やその他の事件と比べても重要性が低いのか、きちんとした解説がつくことが無かったり、事件後の続報も無かったりするものです。
この連載では、その不十分な報道をいくらかでもわかりやすく補おうという主旨のものです。内容は一般向けにわかりやすく書くようにしています。

さて、このホームページ掲載の「いきもの通信」もこれまで通り執筆を続けていきます。ただ、「いきもの通信」でも似たようなテーマ「今日の事件」というものがありますが、雑誌連載とは差別化していくことになります。ホームページの方は速報性を重視しますが、取材は行いません(ホームページは無報酬ですからそこまではできません。これまでもそうです)。もちろん、内容には間違いが無いように気をつけています。雑誌連載の方では関係者・専門家への取材も行い、より丁寧、詳細な内容になります。ただし、文字数には制限があるのであまり突っ込めない場合もありそうなのが残念です(第1回「町田トラ事件」からそうでした)。そこで「Relatio」発売直後には、その号掲載の内容について、書ききれなかったことをこのホームページの方に掲載したいと思います。なお、このホームページでの掲載は私、宮本拓海の責任において行うものであり、「Relatio」編集部には責任はありません。

今後の連載にご期待ください。


「Relatio」バックナンバーの紹介
1号 特集「医療・福祉における「動物の存在」 もっと知りたいAAT(アニマル・アシステッド・セラピー)」
2号 特集「子供と動物の関係学 動物が教えてくれる大切なこと」
3号 特数「動物たちをとりまく法律 人と動物・ともに生きる社会づくり」
4号 特集「高齢化社会における動物の存在 シルバー世代と動物」
5号 特集「障害者福祉における動物の存在 サービスドッグたちの現状とこれから」
6号 特集「里山や都市にすむ動物とのつき合い方」

各号連載
・身近な野生動物ウォッチング
・ニッポン列島 人・動物紀行
・知るワクチン
など

※「動物事件の読み解き方」は第6号より連載開始

「Relatio」購読についての問い合わせ先
チクサン出版社 販売部 TEL 03-3590-9455
年間購読の場合は8,400円(税込)になります。
書店からの注文の場合は、発売元は「緑書房」です、と伝えてください。

緑書房グループ(緑書房・チクサン出版社・ペットライフ社)のホームページから購入することができます。また、「Relatio」を置いている書店のリストもあります。


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