Vol. 411(2008/6/15)

[今日の勉強]地球の動物たちの分類をビジュアル化する

その1 準備編

Vol. 411(2008/6/15) その1 準備編
Vol. 412(2008/6/22) その2 実践編
Vol. 414(2008/7/6) その3 解説編1
Vol. 415(2008/7/13) その4 解説編2

今回の記事の目的は、
「地球上の動物は、どのようなグループがどれだけの種類いるのか見ていこう」
ということです。
かなり長いので4回に分けて書きます。

実際に小学校の授業でも利用できるように説明していきます。小学校レベルではちょっと難易度が高いのですが…。動物の分類や種類数を調べるのは、小学校レベルの調べ学習ではとても無理です。そもそも生物分類を習わないはずですから、そこまで要求できません。高校や大学レベルでも難しいかも…。このあたりは現場の先生方の工夫にお任せすることにしましょう。


難しい理屈は後回しにして、まずは「ビジュアル化のためのひな形」の用意です。
授業で行うのですから、黒板、あるいは電子黒板の使用を想定します。または、模造紙やプリントでもできるかもしれません。

では、「ひな形」を描いていきましょう。
これはちょっと手間がかかりますので、授業中に描くのは避けた方がいいでしょう。事前に準備ができた方がいいので、模造紙などを使う方法なども検討した方がいいと思います。

まず、次のような10×10のマスを描きます。これは目安になるものですので、濃く描く必要はありません。1つのマスは1%に相当することはすぐわかるでしょう。

次に、このマスを次のように区切ります(=赤い線)。
数字はマスの数を表しています(数字を書き込む必要はありません)。

さらに、次のように区切ります(=青い線)。区切るのは、上図の一番面積が広い「82」の所と、右下の「3.7」の所です。

最後に、次のように区切ります(=薄い青線)。

さらに、右下の4つの青枠に、はみ出した枠(マンガの吹き出しのようなもの)を付けます。この4つの枠にはたくさん書き込むことになるからです。特に一番右下のはみ出し枠は大きめにとっておきましょう。

これで完成です。

最初に描いた10×10のマス目は消してしまってかまいません。


う〜ん、やっぱり大変かな…(笑)。慣れないと描くのは大変でしょう。事前に完成したひな形を準備するのがやはり安全です。


さて、このひな形はまだ準備段階です。ここからが本題なのです。
続きは次回!


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